ふと思い出す。

2026年04月16日

 

布団や服を干しながら、
祖母はよく言っていました。

「お子守してあげてね」

まるで子どもを扱うように、
時間を見て向きを変え、
日差しの当たり方を気にしていた姿を思い出します。

そして祖父は、
何も言わずに黙々と手を動かす人でした。

無駄なことはせず、
でも手は決して抜かない。

あの頃は当たり前に見ていた光景でしたが、
今になって気づきました。

「モノをモノとして扱っていなかったんだ」と。

優しさと、誠実さ。
その両方が、この仕事には必要なんだと思います。

服も、布団も、
誰かの時間や思い出を包んでいるもの。

だから丁寧に扱う。
だから無理をさせない。

その感覚は、
今の仕事にも確実に受け継がれています。

目には見えない部分かもしれませんが、
これからも大切にしていきたいと思います。

クリーニングは、ただキレイにするだけではなく、
“整えて、長く使うための時間”だと考えています。